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勝ち負け [Übungen]

U9の練習、きのうもミニゲームで終わったのですが、子どもたちが終わった後に3~4人集まって「最初に失点するときつい」とか、「でもその失点で目が覚めるっていうこともある」とか真剣に語り合っていたんです。それを盗み聞きしていて、やっぱり勝ち負けにこだわるって大事だなと改めて。こだわるからこそ議論がはじまって、工夫が生まれる。

いまドイツではU11までのキッズサッカーの改革をするということで、現行7vs7で行われている「リーグ戦」が、3vs3の4ゴールでGKなし、複数のクラブが一堂に会する「フェスティバル」的なものに移行しつつあります。沢山のクラブが集まって次から次へと試合をするので「勝ち負け」という要素は多少はあるものの、だいぶ薄まります。サッカーのすそ野を広げるため、子どもたちのボールタッチ数、成功体験を増やすためというのは分かるのですが。だから3vs3には反対ではないけれど、7vs7(もしくは5vs5ぐらいでも)をなくしてしまうのは、大丈夫か?と思ってしまいます。ああ心配・・・

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きのうの練習:U9 攻守の切り替え
①ボールありのラダー
②競争系シュート 引き続きラダーで隣の列より早く決めたらゴール
③1対1 シュートしたら振り向いてDFになる
④数的不利、優位のゲーム
⑤ミニゲーム 3vs3

U15女子
コロナルールでU14までの子は10人以下のグループで練習できるのですが、みている女子チームの選手、35人中5人が誕生日を迎えていて15歳。「へ?一緒にできないの?うそでしょ?」と思ったのですが、本当でした。さすがドイツ。もちろん、どこかで線引きはしないといけないことは分かるのですが。それで毎週、15歳の子たちで対人なしの「個人トレーニング」しています。彼女たちにはこの時期に徹底的にボールの受け方を習得してもらいます。

①ラダー、ドリブルコンビ
②半身でのボールコントロールからパス+見る・判断する要素
③パスコースに動きだしてからのシュート
④イメージを共有してパス~シュート
おまけ バー当て

対人、ゲーム形式ができないので、ゲーム性を出すことに工夫が必要。使えるのは「2分以内に7ゴール決めたら勝ち」など、時間の区切り。賞品でも釣っちゃいます。でも、彼女たちにはあんまり大事ではなく、私としてはかわいそうな15歳たちへのボーナス。時間でプレッシャーを掛けるだけで、様になります。

きょうはオヤスミなので、いろいろとインプットします。
あしたは久々にスタジアムへ!
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